まるやま組

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屋号地図 其の二
2011/08/10(水) | 文化 |Comment
先週みんなであるいて集めた屋号のデータと写真をいよいよ地図にまとめていきます。集落の子供達が集会所で作業をします。お世話係のHさん夫婦とハギノアトリエスタッフ、そしてゲストで津幡出身の地域づくりにたずさわっておられる中央大学の先生のTさん。

地図3

いつも何気なく見ている風景や、家をあらためて切り抜いていく作業はおもしろいですね。
親子やいとこで一緒にこんな作業というのもなかなかできないし、20代の若いおねえさんやおにいさんが集落の外から参加してくれているのは若者のいない小学生にとってもモチベーションがあがります。集落の外と行ってもスタッフのO君、Yさんはふたりとも北陸の小さな集落育ち。共感する点も多いと思うのです。

地図4

8cmくらいの正方形の用紙に各家の写真住んでいる方の写真をはります。屋号やそのいわれを書き込みます。出来たカードを集落の地図にはりこんでいきます。小学生の手でまとめやすく、かつ書き文字の大きさ、カッター使い等のスキルを考えて、どうしたら効率よく仕事をしてもらえるかスタッフは前日までに写真の出力のおおきさやペンの太さ等準備をしてのぞみました。

地図6

最後は総出でカードを貼っていきます。ここで代々育った家族や私たちのようによそからやってきた家族、若いスタッフO君Yさん、能登出身でありながら今は都会で暮らし、郷愁の念ももっておられるTさんいろんな人が集まっての作業です。ここの集落の方はもちろんですが、コミュニティにとってよそ者であるその他の人たちもこの作業をとおして何か自分のなかにゆたかさを蓄積させてもらった様な気がします。

地図2

そして不思議な事がひとつ。最初に住宅地図だけだった時は等高線にぽつぽつ山合いに集落があるちょっと寂しい感じの地区に見えたのですが、カードが貼り込まれるとなんだかわくわくする楽しい地図にみえてきました。名実共に顔の見えるというのはこういうことでしょうか。地域には人が住んでいて、みんな名前があって、屋号があって、歴史があって、暮らしがあって。そういう事が見えてくる。

地図1

あたりまえのことなんだけれどなんだか、力強さというか確かさみたいなものを感じずにはいられないのです。いいとこだなぁという気がしてくる。そしてカソとかコーレーカという言葉はマチに暮らす人たちが自分たちの問題をこういう集落の問題にすり替えて言っているだけなんじゃないかとさえ思えてきます。これだけの里を守ってつないできた人たち何の問題があるのかな?とおもいます。

地図5

自分の育った場所はどんなところで、どんな人がいて、どんな食べ物がおいしくて、どんな生き物がいて、、、どんなことを大切にしているのか。大きくなって外へでてそんなことを胸はっていろんな人の中で話せる人になってくれたらうれしいなとおもいます。
今はきっとわけもわからず、何だかみんなでじいちゃんと歩いて地図作ったってことぐらいしか何も感じないかもしれないけれど。
お盆の期間集会所にでも置いて開放して、かえってきた人に見てもらってもいいかもしれません。そして、これを機によそ者の我が家にも屋号を命名していただけないか区長さんにお願いしてみようと思っています。

能登では世界農業遺産に認定されていろんな新商品のブランド化や交流人口の拡大等が急務とされていますが、それよりさきにここに住んでる皆さん自身が『ここって豊かだよね』っていえないと実力を発揮できなく終わりそうだと思います。みんなで手探りしながら地図に湧き水の事、保存食の事、あえのことのことなど描き込み続けていかたら何かが見えてくかもしれません。