まるやま組

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屋号地図
2011/07/29(金) | |Comment
今日は集落の小学生の勉強会でした。例年は集荷所で宿題を集まってやる会でしたが、どうせなら夏休みにここでしか出来ないことを学んだら面白いかもと言うおもいで提案させていただきました。曇り空の中、3チームに分かれて調査開始。

屋号地図2

五年生、四年生、二年生がそれぞれ一人ずつ。ガイド役の70代のじーちゃん、記録用にうちのスタッフが一名で1チームを構成します。集落を3つにグループ分けして3チームでまわります。

屋号地図1

名前と屋号、今住んでいる家族、屋号のいわれなどを聞いて回ります。5年生は記録、4年生は地図を見て案内と質問、2年生はあいさつなどと役割分担します。集落に詳しいじーちゃん世代は顔なじみ、こどもたちはかわいいし、地元の事をあまり知らないので教えてあげようと皆さん笑顔で答えて下さいます。

屋号地図3

いつもは車で通り過ぎ家の裏に坂道が有る事など知らなかった子供達。
屋号は昔の祖先の名前や職業、橋や坂など土地の形状に由来したものが多い。

屋号地図4

中には埋蔵金の伝説も有り、わくわく。

屋号地図8

集会所にすわってドリルも大事だけれど、普段話しをしない集落の方とふれあう事も貴重です。集落ぐるみで子供達を育てる感じがしてきました。

屋号地図6

お話を伺ううち、皆さんが大事に思っている事や誇りに思っている事、今困っている事などが少しずつ見えてきた気がします。やはり車ですれ違って会釈だけではわからないことばかりです。

屋号地図9

お昼になり集会所に戻って地図に付箋で張り込みます。屋号はカタカナで書くとまるで外国語のようにきこえます。じーちゃんたちも古い文献など持ち寄ってはああでもない、こうでもないと話しはつきません。

屋号地図10

ふらっと夏の朝歩いてみるだけで自分の暮らしの根っこが見えてくる、人と人のつながりが見えてくるということはとても豊かな事だと思いました。東京のアパートでお隣がどこの誰かわからないと言う状況からすると信じられません。だからこそそこから逃れたいと言う気持も強いというのも同時にわかります。

私のように都会で生まれ育ったひとでも一緒に歩いているうちに、長くひとつの土地に根ざして自然とともに暮らしてきた様子を、生の声で聞くうちになんだか自分の生まれた国はすごいんだなと誇らしかったり、安心したり、まめに途切れる事無くここで行きてきた人がいることに、気持のよりどころを見いだしたりしています。不思議です。

取りあえず次回でこどもたちと名前や屋号や家の写真などを盛り込んで、集落の地図のベースをつくりたいとおもいます。そして夏の終わりのBBQで若い世代も混ぜてみなさんで酒の肴にしてもらえればいいなとおもいます。

もしかしたら、そこに時間の流れや暮らしのカタチや人のつながりや農業の事が重なって行くようなものができたなら、ここを遠くはなれて暮らしているじーちゃんやばーちゃんの子供達や孫たちに郵送してみたいとおもいます。種蒔きをするような気持で、子供達と一緒に。