まるやま組

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アエノコト2014田の神様おくり
2014/02/24(月) | くらしつなぐ |Comment


アエノコトもいつのまにか8回目をむかえています。こんなに雪の無い年ははじめてでした。今回は地域に移住してきたり、これからやってくる若いかたがたもまじえてにぎやかな会となりました。

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アエノコトにかかわるようになってから、田の神様をおもてなしする食材や料理を年間を通じて気にかけるようになりました。畑で作る作物は蒔き時や作り方を習ったり、収穫したら保存したりの工夫が必要です。山の恵みにありつくのにも自然の様子に目を向けたり、天候を気にかけたりとするようになりました。

そうして集めた食材をみんなでお料理することで色々感じてもらえたらいいなとおもっています。
筑波から来てくれた大学生の女の子達にはギバサという海藻を下ごしらえをおねがいしました。多分はじめて触ったのではないでしょうか。

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いつもは粕汁にしたりしますが古い郷土料理のレシピから炭火で炙っていただきました。

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浜で〆た鮮度抜群のフクラギをさばいてくれる小田原さん。魚はとれたてを出来るだけ早く頭、はらわたや血合いをのぞいておくと身が生臭くなくいただけるそうです。

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大根とニシンをイシルという魚醤でつけてあぶったべんこうこはこの冬3度目。

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柚子をくりぬき道明寺粉と果肉を詰めて寒ざらしで熟成させるゆべし。

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暮れに収穫した大根の菜っ葉を干し菜にしたものと打豆で煮つけた菜汁(なじり)。

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春先にユミさんがつけた蕗の煮しめ。

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旬のメギスをたたいて畔豆と一緒に揚げたつみれ。

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集落のばあちゃん達と作った小豆とモニタリングで見つけたあずきの原種のヤブツルアズキとシバグリのお赤飯。

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世界農業遺産の視察でお世話になった穴水の丸山の山方さんのお餅。

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集落であぜ豆を作り続けたコウヤさんの水羊羹。八隅膳に直にながすとはなんと豪快なんでしょう。ハレの日にふさわしい景色を作っています。

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子ども達がお風呂に神様のやどるサカキをお連れして。

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まるやまの生き物たちの名前のかかれた和紙に包まれた依り代を持ち、神様をたんぼにおくります。依り代をポケットに入れる方、杖をつかれるので一時口であずかって行かれる方。だれもカミシモはまといませんが自分のカタチで田の神様に向き合う姿が自然体で好きなのです。

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老若男女ほんとうに様々な人々ですがなぜかこれがイベントではない、同じ時間と空間を共有するひとがゆるくつながるまるやま組の原点なのだとおもいます。

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田んぼの土に鍬を入れ、二礼二拍手一礼の後「芽出たいな」と3回となえます。今年は農家の新井さんの希望で水生昆虫の研究者の野村さんと植物生態学の伊藤先生と3人での鍬入れ。

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春を思わせる雪解けのたんぼから帰って田の神様の御膳のお下がりをいただきます。

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オープンキッチンのパレットにひろがる色やカタチを見ていると本当にスライドショーの様にまるやまの一年の季節やいきもの、ばあちゃん達がしてきたことがめぐってきてしまいます。最近なぜだか農産物を見るとそれが種だったところとかハザで干しているところとかがフラッシュバックしてくることがよくあります。食べる前にしばしぼーっと。

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森で炭焼き職人が焼いてくれる炭に、能登半島には珪藻土のコンロがあって、海藻が豊かな海でとれ、炙って食べることが記された文献に出会えて、それをやってきたじいちゃんがすぐ横にいるのでやり方を指南してもらい、すぐ下の河原に生えてる竹を農家さんが刈ってきて、それを都会の大学生が焼いているってなんだかものすごい連係プレーがおこってるけどだれもそんなこと気にもしてなくて。

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過去だか未来だか遠くだか近くだかなんだかよくわからいのですが心地よくゆたかなことに感謝しています。

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そうこうしているうちにゆみさんとひろみさんのお菓子が沢山並び出しました。春を予感させる為に去年の桜の時期に塩漬けした桜を仕込んであった計画的犯行でした。あんなに隅で人見知りしていた女の子が目を見張って笑顔になるのは不思議な力と思いました。

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まだまるやまに来たばかりのひろみさんもマクロビオティックで学んだ腕を振るって酒粕や梅酒の実をつかったケーキや焼き菓子を何度も試作してくれました。

今回のアエノコトは間際まで旅に出ていたので本当にみなさんに助けてもらって開かれました。というよりいつの間にか誰が誰のためにやっていることのなのかさえもわからない事になってきたのをみんなと美味しくいただきながらシメシメと思う私のかたわらに、遠くから透明な模型の中にあるまるやま組を見つめている私もいたりするという不思議なことになっています。

夢かうつつかするうちにそろそろ春のめざめでしょうか。