まるやま組

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祭りの日
2012/05/09(水) | 文化 |Comment
ゴールデンウィークの前半に集落のお祭りがありました。高台の神社で神事が行われ御神輿がでて、子供と男親が獅子舞をします。上の子ふたりは獅子舞を踊っていましたが、末っ子は踊りたがらないので夫は淋しそうです。夫は前向きな性格なので子供にも地域の行事には積極的に参加させたい感じです。



引っ越してすぐは何にでもチャレンジさせたい気がしたし、集落の子達顔負けに踊る我が子をうれしくも思いもしました。でもどこか、何か引っ掛かっている気がしました。祭りでみんなに混ざっているのに混ざり切れてない感じ?そもそも都会育ちの我が家にとって、祭りとは縁がなかったし、テレビで祇園祭とかお神輿や出店を見るという以上のものではなかったのです。

アメリカでもクリスマスを筆頭にハロウィーンやサンクスギビングなど地元の友人達に招かれ、また自分たちでも七面鳥を焼いたりするのですが、どこか自分のものではない気がする。などというと決まって夫から『難しく考え過ぎ』とか『いろいろ言うよりやる事が大事』といわれてしまいますが、違和感がのこります。

なぜなら、形をまねてもそこにsoulがないからじゃないかとおもいます。獅子舞を踊る時意識はしてないかもしれないけれど、『今年はお米が沢山採れるといいな』とか『天候に恵まれてありがとうございました』とかそんな心地の中で、みんなが集っている。気持を共有しているからだという気がします。

今年はほんの少しだけですが一緒に豆を作ることに係わらせていただいて、そんな心持ちをちょっぴり胸に秘めての祭りです。

集落のおばあちゃん達のように明け方からお赤飯を蒸す事は出来ないながらも、なんだか自然ともち米を水に浸し、まるやま組の小豆をゆでました。3升たっぷり作って連休のごはん作りから解放されようと言う魂胆です。

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デッキに鋳物コンロのガス管を家からニョロロ~ンと引っ張ってきて、蒸篭で蒸します。古い蔵から捨てられるせいろをいくつも拾ってあります。

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向こうの端では長女がパソコンでサッカーウェアを探しています。脇には椎茸を干しています。

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こちらでは次女が旬のさよりをさばいています。

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おかずはさっき裏山でとって来たタラノメやアケビのはななどを天ぷらにします。このままお赤飯がむせたら外で天ぷらにすればキッチンのお掃除もいりません。

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もち米の蒸せるにおいとか、山菜の苦みとか、しし舞の笛の音、さよりのガラスのように透き通った身の色そんなものがなんとなく、うろ覚えに記憶の奥底にのこって春を感じてくれたなら、この子達は大丈夫なんじゃないかなぁと言う気がしています。何が大丈夫かってわからないけれど、なんだか何があっても乗り切っていけるに違いないと動物的に母はおもうのです。何より家族がこうして過ごしている今に、当たり前さにありがとうとおもいます。