まるやま組

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雪中もちつき
2011/12/28(水) | 自然 |Comment
今年の仕事もまだまだやるべきことはありながらも、一段落。本当はお昼からお餅つきを行うはずでしたが、相変わらずの後手後手ないつもの状態がしっかり年末までずれ込み、夕方からの開会となりました。まずはまるやま組の小豆をあんこに炊き上げます。

餅つき11

前日から裏山の湧き水に冷やかしておいた三井の宮谷先生に分けていただいたもち米6升をざるに揚げておいたものをせいろに移します。この昔ながらのせいろは解体される土蔵から捨てられるのを救済したもの。スタッフと水に漬けてはアクヌキしておきました。何しろしっかりしていたし、金属の蒸し器を買っても2-3万円しそうだったので手入れして使うことに。羽釜も拾ってありました。カマドも金属製のものをネットで見つけましたが、これも拾ってあった、時計ストーブにプロパンのコンロをはめるとぴったり!

餅つき9

せいろ用の角形のすだれと蒸し布のみ購入して蒸し器周りはありがたいことに調いました。蒸気が上がってくると木ともち米のむせる香り、雪景色に白い湯気、このかわいい蒸し器のシルエット。雰囲気があります。何だか楽しいことになりそうです。いままで学校行事やお友達にさそわれてのお餅つきはあったものの、自分たちのお餅つきははじめて。集落の田福さんや西山さんに段取りや道具の使い方をならって臨みます。

餅つき10

はやくもあんこが煮えて来たよう。煮えたかどうだか食べてみよう。自分で蒔いたあずきがあんこになってる感動!

餅つき8

そうこうしているうちに日が暮れてきました。臼もいただきもの、杵も古道具屋さんからいただきもの。でお餅つきが始まります。雪のうえにコモを敷いて滑り止め。

餅つき4

みんなで声をかけながら星降る中を4臼つきました。

餅つき5

餅つき6


富山出身の岡田君ははじめて。小木出身の四方さんは機械のお餅は毎年家で作るそうで、搗けた後の丸める手際の良さは手早くじょうず。親子くらい年が違う私は生徒役、あまり役に立ちません。

餅つき7

みんなのひとつづつ鏡餅を持ってかえってもらいます。みかんはちょっと大きいけれど千枚田からいただいた葉つきのものにします。二臼目からは粟や黍、まるやま組のあおまめなどをいれたなまこ餅を作ります。古い餅板と言うお盆のようなものに角材をいれてなまこ餅の幅を調整します。このお盆も裏を返せば100年くらい前のもの。まったく現役。

餅つき3

初めてのお餅つきなんとかお餅めいたものが出来終了。なれるまで段取りや道具の準備があり、搗くのは意外に短い時間。でも新しい年を迎えるまえにこころ豊かな時間です。毎年恒例に出来ればいいなと思います。寒にもやってみたいなとおもいます。でもこのせいろがあれば、お赤飯蒸したり、中華のちまきや包子などを蒸しても楽しいなと唾を飲み込んでいます。

餅つき2

米を蒸すと言うスキルがなんとなく一歩自分のものに近づいた気のする年末でした。それもすべてこの地に根差したせいろ、臼、きね、すだれ、羽釜などという道具に囲まれながら新しい年にいただくものを自分達の手で作る。いのちをつなぐ技を手に入れたなんだかホッとするような不思議な気分です。これさえあれば生き延びられるじゃないけれど。