まるやま組

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たまにはムラからマチへ
2011/09/25(日) | 世界 |Comment
 家にいるとお客さんが来てごはんを食べて行くことが多いのです。近くに外食できるようなところもあまりないし、せっかくこんなに能登の奥まで来られたのだから、地元の食材で季節のおいしいもので簡単に用意することが多くなります。家族のごはんも同じことで自分の畑でとれたもの、近所からのお裾分けの野菜、地物の魚の新鮮でやすいものでまかないます。だからめったに外食はしないのです。

 料理はことさらうまくないのだけれど食材のすばらしさに助けられておいしいものを毎日いただけています、なのでたまに外食しても実は心底おいしいとか、良かったなぁと思えることが少なくなって来ている。もちろん我が家の家計で行けるようなところというのは限られているのですが。。

 でも最近ちょっとした記念日ということで金沢でごはんを食べに行くことになりました。たまたま知り合いの八百屋さんに仕入れに来られていた料理人の方のお店の評判を聞き、暖簾をくぐることに。金沢の鱗町の交差点の近くの小料理屋さん、小松さんです。やっぱり和食って良いなぁ、勉強してみたいなぁと感動しました。

カウンターに8席だけ、私たち夫婦の他に常連さんとお見受けする金沢の4人連れの方達だけでした。どんなお料理か楽しみにしていたら、最初に甘酒とミルクを半々に割った飲み物で胃壁をととのえてということで冷えたガラスのグラスが。たまたま今度まるやま組に来て下さることになっていた高木糀店さんの甘酒、とってもおいしい。デザートにもほしいくらいです。

小松1

始めは季節の果物 梨、柿、無花果、巨峰にたらーんとゴマだれがかかっています。針レモンに紫蘇の花がこぼれて、すすきの一枝。ひとことで秋そのもの。麦わら手の器がしっくりです。


小松2

つぎは秋刀魚のしんじょ。あっさりしているのにやっぱり秋刀魚のこっくりした味が美味。白い菊花を模した器に白い色のお料理。

小松3

松茸なんて何年ぶりにいただいたでしょう。ハモのぷりぷりした歯ごたえも松茸のこりっとした食感もいいものですね。

小松11

おさしみはお醤油と煎り酒とポン酢。豆皿がかわいらしい、真ん中のは切子のようでしたが私のは兎柄、夫のは亀でした。なんだか性格を見透かされたような。バイ貝の甘みに煎り酒が絶妙。

小松5

焼き鮎のお寿司に、うなぎの笹巻き蒸しずし。こうばしいのです。

小松12

とうきびのすりながし。丁度満月が近くて。なるほどとおもいました。

小松13

曲げワッパのうえの萩一輪。フタを開けると栗の敷き葉に青紅葉。いつもの家の窓からの風景が目に浮かびます。それも町の中にいるのが不思議です。

小松8

カニと水菜の酢の物。カニは今年初物です。

小松9

揚げ茄子と夕顔の葛あんかけ。今日のお料理で一番好きな色と形と味。茄子のクリームイエロー、ゆうがおの翡翠のような半透明、器の灰色がかったブルー。木瓜型のかたちもかわいいのです。ちょっと深めの器が多かったのも、夕方から風が急に涼しくなったのも秋の知らせなのでしょうか。

小松14

仕上げのお食事の水茄子のお漬け物のふんわりしたのも優しくてよい感じでした。


大将の小松さんはまだお若い方なのでついお話しがしやすくおしゃべりがはずんでしまいました.日本料理の料理人という肩書きからは想像もできないのですが、ハーレーにまたがって彩りの葉っぱを探しに山に走られるそうです。

小松7

今度是非まるやま組で能登の食材や彩りを探しに遊びに来ていただきたいとお誘いしてしまいました。里山の小さな集落でとれる稀少な山菜やつまものと金沢の心づくしの小さなお料理屋さんという組み合わせ、何か出来そうな気がします。