まるやま組

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世界の地理学者来たりて
2013/08/05(月) | 世界 |Comment
おとといは国際地理学連合(IGU)の農村地域研究者による2泊3日フィールドトリップがまるやまを訪れました。以前まるやま組に参加された夙川学院大学の河本さんと岡大のキム・ドゥチュル教授率いる世界10カ国あまりから集まった34名の方々。五箇山や砺波の散居村などをまわられて能登の典型的な農村風景を見る為に来られました。

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いつものように谷中さんと集落の稲作を中心にした暮らしや歴史をお話してもらいます。先般の世界農業遺産でなれているとはいえ、今回は通訳なしなのでつたない英語で夫と私が解説してゆきます。

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そもそも地理学者の方々にどんなお話しをすれば良いのかと迷いながらも、とりあえずまるやまのまわりの人と自然のかかわり、それも特別珍しい事でもない日々の事、そしていい所だけででなく課題も交えて伝えて行きます。過疎高齢化により耕作放棄地の増加と空家、植生の遷移、特定外来種が増えて来ている事など大きな課題。

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道の脇に転がっている石は水路から田んぼに引き込む水の量を調節する為に置いてある。必要に応じて石の大きさを変えるといった小さな知恵。

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夏休みの次女も生き物や地層や化石を紹介したり。歩きながら皆さんからの質問にこたえたり、気付きをいただいたり。

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まるやま組の取組みやオリジナルの白地図や教科書などのツールを紹介します。リフレッシュメントにまるやまのキュウリとトマトとお茶でひとやすみ。

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皆さん関心があったのはアエノコトのしつらえをトレーサビリティーの視点からみたものやまるやま周辺の農家さんの各家の土地利用の図版。集落の農家さんがいかに季節ごとにどこで何をするべきか知っている知恵と田んぼや畑、焚きもん、山菜採りとあちこちまわりながら手を入れている自然が里山である事をおわかりいただけた様です。

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ふたたび外へ出てまるやまへ。暑さも比較的ましでしたがみなさん健脚。

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モニタリングでわかった絶滅危惧種の植物の種取りを農家さんと試みているスポット。

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八百万の神々が宿るニッポンは不思議な国だった事でしょう。

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最後にまるやまのまわりの田んぼに水を行き渡らせる水路の最も高い地点、分水嶺をご紹介しました。やはり地理学者の皆さんツボでした。

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まるやまにこんなに多国籍の人がいるって不思議な気分。バックグラウンドや文化は違っても人として、それらを越えて共感出来る事はあるのではないかとおもいます。簡単ではないかもしれませんができることをすこしずつ。

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最後に参加して下さった国際地理学連合の方々からの感想をいただきました。。

「こんな学びの機会を設けてくれてありがとう」
「普通に旅しただけじゃ絶対わからない、景観の見方を理解できた」
「歩きながら時々立ち止まって説明を聞いて議論する形はすごくいい」
「ここで学んだことを授業で使いたい」
「外国の方だけでなく、日本人のわたしも山里での生活、歴史、日々の営み等々をたくさん学ぶ貴重な時間をいただきました。」