まるやま組

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みんなのまるやま
2011/09/28(水) | 学び |Comment
みんな3

白いそばの花がゆれるまるやま組の畑にあつまったのは、穴水ライフサポートセンターの利用者さん。みなさんは身体に障害を持っておられ普段は車椅子等をつかって施設の中で生活したり、作業をしたりされています。施設の周辺にはまるやまの様な里山が広がっているのですがなかなか外出は難しいようです。

みんな2

まるやま組の大豆を使った醤油作りの中で栽培した大豆の選別をお願いする予定になっているのが穴水ライフサポートセンターの利用者さん達。どうせなら室内で選別作業していただくだけでなく、その豆がどんなところでどんな風に育ったのか見に来てもらえたらいのに!という想いをかなえてくれたのがアウトドア車椅子HIPPOを貸してくださったユニバーサル・フィールド インターナショナルさんです。

UNIVERSAL FIELD INTERNATIONAL

みんな5

バリアフリーと言うことばがありますが、ハンディのある方でもふつうの人と同じように暮らせるように、段差やを無くしたり、手すりをつけたり設備や建物の方でギャップを補う考え方です。でも実際の社会環境ではなかなかすべてをばりアフリー化するのは現実的には難しい現状があります。まるやまの様な里山となればなおさら。
でもほんの少し周りの人が歩み寄ってたすければ、助けになる道具があれば出来る事はもっと広がる。便利な町中でなくたって、おしゃれな観光地でなくたって、地方都市の、里山だって、普通の暮らしのなかでだってユニバーサルでもいいはず。そんなことを皆で共有したいとおもったのです。

みんな4

体は不⾃自由であっても夢を抱き、それを叶えることはできるはず、との思いから、世の中の多くの障害者や家族、友人たちとが、心豊かに生活を送るためのモノやコトを創造する、株式会社 free×FREE Project(フリー バイ フリープロジェクト)の代表の中岡亜希さんの理念にとても共感しました。

free×FREE Project

大豆畑に豆を植えた三井小学校の子供達もいっしょに、地元のお醤油屋さんの谷川醸造さんも、植物調査をしている生態学の研究者も、園芸福祉士の方も、子供を連れたお母さんも、秋の七草をつみながら、ハザ干しの黄金色を眺めながら同じ風に吹かれます。

みんな6

このアウトドア車椅子HIPPOは畦道、畑はもちろん、山登りだって海岸でも、海の中までいけるそうです。最初はこわごわ見ていた利用者さんも乗ってみるととても快適でつぎつぎに交代しながらみなさんチャレンジしていらっしゃいました。押す方も少ない力で動かせるし段差も前輪を浮かせると乗り越えやすいのです。こどものベビーカーを押している感覚に近いです。

アウトドア車椅子HIPPO

面白かったのはHIPPOに乗っている利用者さんの中には若い頃農業をやっていて畑や田んぼの事は身体で覚えておられます。一方押している方の若い人達は農業の経験が無いので里山をあるいていても教えられる側。お世話をする側される側、農業の知恵を教える側教えられる側というのが入り交じってなんだか自然と気持ちもほどけます。
小学生もの花を花瓶にさして話しかけてみたりしながら何かを感じ取っていたと思います。

みんな7

穴水ライフサポートセンターの利用者さんで今回まるやまにくる事の出来なかった方や職員の方にも、HIPPOを体験していただこうと、ユニバーサルフィールドの小堀さんたちが出向いて下さいました。

みんな8

思ったよりみなさん興味津々です。職員の方たちも『これならもっと自由に出かけられるね』などとはじめてみる車椅子に感動されていました。何より前回の訪問時には興味を示されなかった利用者さんが『どうやったらこれで富士登山が実現できるの?』と聞くまでになっておられたことです。

みんな9

またいつかこの笑顔といっしょに能登の里山や里海をあるいてみたいとおもうのでした。いつもライフサポートセンターで利用者さんを陰で支えていらっしゃる職員の谷口さん達の柔軟な対応無しに実現しなかった取組み。ご協力いただいた数々の皆さまに感謝いたします。