まるやま組

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木の根開く
2011/02/28(月) | 経済 |Comment
 木の根開く

ここのところ雨が何日かふり道路の雪はほとんどなくなってきました。昨日飛行機の上から見た能登半島も大分雪解けがすすんだなとおもいました。
家のお風呂の窓から見える雑木林からは、冬の間雪の重みに耐えて横たわっていた、アオキやクロモジなどが徐々に枝を起こしていました。こういう類の木は場所によって特性が変わり、雪のない地方ではもっと太く垂直にのびていくそうですが積雪の多い地域ではしなって地を這って折れないように春を待ちます。環境に合わせて生き延びようとする植物のしたたかさに脱帽です。
山にはよくみるとこのようにしなう木があるのです。そしてそれをカンジキやお米を乾燥させるハザ木を組む時などにつかう知恵もおじいちゃんやおばあちゃんは今でももっています。

  まんさく    カンジキキッチン_convert_20101207192618

わたしには葉っぱが付いていないとなかなか見分けるのがむずかしいのですが、健康の森の館長石下さんは昨年の秋、山で次々と枝を刈って下さいました。これも習得したいスキルです。ブッヅゥールと言う木も使えるというおばあちゃんがいうのですが一体どのような学名の木の事を言っているのか未だに謎です。

次は国語の勉強です。雪解けとともに木のまわりがポコポコ開いてきます。上の写真のように。
こういう状態をさして早春の季語で『木の根開く』というそうです。

木の根開く

なぜ木のまわりだけ雪解けが早いのか?

ずっと春を指折り数える雪深い土地のうれしい気持の伝わる言葉です。雪の下でちいさくちぢこまっていた ハコベ、眩しそうに顔出すふきのとう、そんな声なき草木にも『今年も雪たいへんだったよね、がんばってたんですね、あなたも。』なんて声をかけたい同志のような気にさせられるのです。
だから葉っぱを茂らす緑色の夏の季節の木よりも、枯れ木の幹のまわりの雪が溶けている今の方が、体温があるようで、人間と同じように生きている事がみえてくるのです。

どんぐり雪

手嶋葵さんが歌っているThe Rose という歌の中に
雪の下で眠っている種が春の日を受けて、、、というくだりがありますが、
能登の寒くて暗い冬があるからこその春のよろこびはひとしお。

The Rose 歌詞
手嶋葵 The Rose

春になったら木の香りを水蒸気で蒸留して、まるやまの木の香りの図鑑も作ったりできたら楽しいと思います。
東京農大のオープンカレッジで『身近な樹木の香りを楽しむ講座』を受講したいと思っています。
また、この講座でまるやま組も5/28に『五感でわかる里山』能登ヒバ香り漂う里山地図づくり
という講座を担当しています。興味のある方は3/10より受付開始いたします。
くわしくはこちらまで。

東京農大オープンカレッジ