まるやま組

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古き良き、あたらしいこと
2011/01/30(日) | 文化 |Comment
             みそ8

朝から家の鍋を総動員して青大豆を6kgゆでます。新しく下ろした竹十さんの杉樽に昨日から水につけておいたのです。味噌作りは水の傷まない寒の時期が一年で最も適していると言われます。

寒仕込み味噌

とはいえ水道水だとその実感もあまりないと思うのですが、我が家は煮炊きに山の水を使っているのでなるほどとおもいます。雪の静かな山の中を走ってきた水は本当に冷たくて清らか。地元のお豆を地元で湧く水で茹でてお味噌作りをできる悦びがあります。

         あおまめ

ゆでた豆は煮汁を切って潰します。本当は臼と杵で潰せばよいのですが片付けが手軽な方法で、ここ数年お味噌作りをしています。そういえば塩は能登の伝統製法揚げ浜塩田、輪島塩さんのものと市販の海のお塩のブレンド。今年の夏、中学生の長女が職場体験で塩田で塩作りをさせてもらったところなので、塩も自家製ということにして。

みそ7みそ5

アメリカでお菓子やパンを作るときに購入したKitchen Aidというブレンダーにミンサーという部品を取り付けてゆでた豆を細かくすりつぶします。あまりお店で売っていない鳥のもも肉のひき肉などをつくるときに使っています。

          みそ2

外国製のマシーンだけでなく、古式豊かな道具も愛用しています。古い蔵から出てきた拭き漆の桶です。直径80cmくらいはあるので潰した豆と塩切りした糀を混ぜるのに重宝します。桶の裏には『大正五年くに子』。100年近く昔のものにはみえない漆のうつくしさ。久しぶりに洗って水分を含むと透けた漆の艶が増し潤いが見えます。もっと使ってあげないと。大勢のときちらし寿司なんかもいいな。あったことないくに子さんはお嫁にもってきた桶なのでしょうか?まさか私の様な人がこんな使い方するとは思っていないはず、、、、

              大正おけ

           みそ6

お味噌を造ったり、きのこの葉っぱを取ったり、土間は本当に便利な空間です。多少こぼしたって大丈夫。たぶんお味噌の発酵、熟成にも向いているのだとおもいます。


              みそ1

台所から土間にかけて冷たい空気の中に湯気のたつ大豆のかおりでいっぱい。ときどきつまんでたべると豆の甘みがひろがって止まらない。桶の中で混ざってゆく塩と糀、豆の感触。冷えかけたまめに注がれる煮汁の温かさ。土間にころがりおちた豆の青さ。
そんなことがこども達の心に残ればいいなと思います。外は雪。じっくりゆっくりこの一年、お味噌ができる頃、私はどんな自分になれてるんだろうな。

         みそ4