まるやま組

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ニッポンのはずれが世界の中心に 其の二
2013/06/02(日) | 文化 |Comment
場所を我が家の下に移して、つづいてまるやま組の取組みの説明がはじまりました。とにかくひとがいっぱいです。

5:30:19

まるやま組は暮らしの目線で食や農、自然、伝統などなど分野の壁をこえて学びあう場所ですとパネルで説明。レーザーポインターならぬサステイナブルなポインターです。ポインターなかったので栗の枝を切り即席。

5:30:25

つづいて金沢大学の伊藤先生はいつもの植物観察会やモニタリングしてデータを日本自然保護協会をとおして環境省におくっていること、圃場整備する前のまるやまの様子や畔豆について話して下さいました。

5:30:22

谷川さん夫妻は耕作放棄地や畔を使った大豆栽培から醤油仕込み間での取組みをはなしてくれます。集落御用達のお醤油だけにばあちゃん達にもお馴染み。小学校の授業もからめて地域の風景と味をつなぐ調味料です。

5:30:24

市役所農林水産課の中前さんは特定外来種オオハンゴンソウの駆除の話を。毎年合宿に来ている東京農大の風景研というランドスケープを研究する学生さんと一緒に刈り取りをしてもらい、

5:30:27

刈り取った草を活かして染色家の落合紅さんが手ぬぐいを染めるワークショップをやってくれました。ひとの都合で外来生物になってしまったけれど植物の命をカタチに残したい、駆除することでまるやまの土地に根ざした風景を残そうと言うプロジェクトです。

5:30:28

毎月まるやま組で季節の食材を使ってつくって食べるオープンキッチンを担当のゆみさんは、耕作放棄地からうまれた雑穀クッキーの試食と販売もしました。

5:30:29

区長さん、霞ヶ関から来た農水省のお役人、農家のぜんべさんが試食のクッキーと野草のお茶をもってまわるとみなさんおいしいと言っていただけて、30缶のクッキーをおかいあげいただきました。オオハンゴンソウの手ぬぐいや草木染めの商品もご紹介しました。

5:30:23

こうしてあらためて、まるやま組に係わる皆さんの多彩なこと、つながり感にわくわくします。里山と言う自然と伝統のあるところに人の輪がもう一つ重なり楽しいことになっています。

5:30:30

つづいて一行はまるやまを目指します。合間合間に集落のばあちゃん、じいちゃんもあるきます。ペルーの人も、中国の人も、霞ヶ関の人も、大学の先生も、田んぼの中をゆるゆると。

5:30:32

飛び交う英語、スペイン語、中国語、能登のことば。テレビカメラもまわるまわる。

5:30:34

いつものようで、いつもとちがうまるやま。

5:30:33




ニッポンのはずれが世界の中心に
2013/05/31(金) | 文化 |Comment
能登の里山里海が世界農業遺産に認定され、5/29~31まで国際会議がひらかれました。各国の取組みが紹介されたり、静岡、熊本、大分など新たな認定が決定する場でもありました。マスコミでもいろいろ取り上げられていましたが、アジア的な人は自然の一部という考え方を広げるきっかけになってくれるといいなとおもいます。東京新聞のコラムの最後の一文に気になることばがありました。

世界農業遺産記事:東京新聞

そんな中まるやま組では国際会議の中日5/30、世界農業遺産の認定機関であるFAO国際連合食糧農業機関から各国の首脳陣を迎えたハイレベルエクスカーションを受入れしました。集落のタガさんとスタッフでたてた公民館のテントで準備です。

5:30:9

朝までふり続いた雨もぴったりやんでみんなで一時間前からのミーティングです。集まったのは集落の上元区長、栗農家の谷中さん、まるやまのまわりでお米をつくっているマンシュウさん、ニゾさん、イチベさん、ゼンベさん、神主の細川さん、谷川醸造さん、輪島市農林水産課の中前さん、染色家の落合さん、料理人のゆみさん、消防士のサトルさん、金沢大学の伊藤先生、ゲンゴロウ研究家の野村さん、絵本作家のあんこちゃん、自然栽培農家の新井さん、京都からアエノコト研究者の菊地先生まで駆けつけて下さりびっくりです。

5:30:7

みなさんに名札のスティッカーを配ったり。

5:30:5

5:30:2

5:30:1

5:30:3

準備して来たお米や雑穀クッキー、手ぬぐい等も並べて行きます。いつもまるやま組で会っている仲間なので気ごころ知れていて、いそがしいながらも和気あいあい。

5:30:6

外国からやってくる視察団の為というよりも、集落の皆さんや子ども達と「こんな田舎に世界からたくさんのひとがやってきて里山すごい」と言ってる状況をわくわくしながら受けとめたいと言う魂胆なのです。小学生とは事前授業で地球の食卓というワークショップもやって迎えた今日。まずは軽く世界の挨拶。

地球の食卓

5:30:10


しかし、この顔つき。。。汗。ま、言葉なんか通じなくてもいいんですけどね。

5:30:11

そうこうしているうちに集落の入り口ではおばあちゃん達が続々かけつけます。お知らせはしていたものの思った以上に参加してくれています。ハワイのレイのようにまるやまの間伐材の板でつくったあるき札を1day passportとしておばあちゃん達が外国のお客様の首にかけます。

5:30:14

こころもち、いつもよりおしゃれなブラウスを着て来てくれている様な気もします。雨上がりの水田に風がさ〜っと早苗をそよがせて行った向こうに緑の大型バスがやってきましたよ。

5:30:15

バスからは農林水産省のかたがたに囲まれながらFAOの方々到着です。なんだか黒いスーツ軍団でちょっと緊張。

5:30:16


5:30:17

まずは一つめの集落の入り口。区長さんのご挨拶。一言話すと、英語、中国語、スペイン語で同時通訳が入ります。テロ防止のため各国首脳陣のまわりにはリエゾンと呼ばれる付き人もたくさんいらっしゃいます。こんな光景に集落の人はびっくりするやら「やっぱこれからはムラにも5m道路が必要やわ」などぶつぶつ。

5:30:18

続いて谷中さんより集落の暮らしについてのお話し。湧き水を分け合うことで形成された集落、各家の母屋や納屋、畑、お墓などといった成り立ちや9間X6間という家の大きさ、黒い能登瓦、漆喰の白壁といった建築素材。田んぼと日当りなどじっくり語っていただきました。

5:30:8

水を分け合う関係がそのまま集落のまつりごとを取り仕切る班を構成している話。神社のまつりと獅子舞。むかしのお宮のはなしなど八幡神社の細川さんが説明。小学生とつくった屋号の地図もお披露目しました。県の農林事務所の細川さん、この後着替えて和倉の国際会議場へレセプションにと急ぎます。ひとり何役?でしょうね。

明日はつづきの二つめの地点でまるやま組の取組みの説明から。
土地に根ざした風景をのこそう。
2012/09/11(火) | 文化 |Comment


9月のまるやま組は昨日の9/9の日曜日心配していた雨もふらず、一面の黄色い稲穂の中ではじまりました。まるやまの奥に前日からスタッフが用意したテントでは草木染めのワークショップをおこないました。

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自然栽培の新井さんの畔をお借りして、せっせと草刈りをして会場作りです。

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手ぬぐいをオオハンゴンソウというキク科の多年草植物からとった染料で染めていきます。綿の手ぬぐいに染まりやすくする為豆乳で下処理をおこなったものに、アルミと鉄の媒染で2色に染める体験をしていただきました。アルミは茄子のお漬け物に使うミョウバン、鉄は木酢液に古釘をつけて作ったのと同じ木酢酸鉄液という安全な材料を使って染織家の落合紅さんに教えていただきました。

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グレーっぽいのが鉄媒染、黄みがかったのがアルミ媒染です。実は今日の染料となったオオハンゴンソウという植物は明治時代に日本に緑化の材料としてもちこまれて、繁殖して広がって来ているものです。

オオハンゴンソウ

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国によって外来生物法というものが定められ、在来の生き物たちに影響を与えないよう、また農作物に被害をださない様に育てたり、広げたりしないように、防除することを進めている植物なのです。

外来生物法

まるやま組では過去5年間、植物のモニタリング調査を金沢大学の伊藤浩二先生とおこなって来ています。まるやまには田んぼから山にみられる多様な植生があることがわかってきていました。ところが今年まるやまの近くにこの特定外来生物のオオハンゴンソウがあるのを見つけました。

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気になったのでオオハンゴンソウのある場所を地図に落としてみました。

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何となく増えたな〜という感覚から確信として国道沿いから、空港へつながる荒れ地からまるやまへ忍び寄っていることが見えてきました。たぶん湿ったところで日当りの良い川の縁や休耕田を好むようで川が蛇行した部分にわっと増えていたので流されて来たのかもしれません。

そこでこれからも豊かなまるやまの在来種の植物にかこまれた風景をのこす為に、どのように外来生物であるオオハンゴンソウとか係わっていけばよいかを知る為に刈り取り、抜根、などをして実証実験をしてみる事にしました。東京農業大学風景研の学生さん達と輪島市役所の農林水産課の中前さん、坂出さんなどもかかわってくださり8月末に刈り取ったものを乾燥させ、今回のワークショップに活用しました。

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この取組みをFace bookでしった染織家の落合さんが刈り取ったオオハンゴンソウを捨てるのはもったいないから活用してはと声かけして下さったのがきっかけです。とかく私たちは外来種をワルモノにする事に終始しがちですが、もとはといえば人が持ち込んで広がってしまった生き物は実は被害者かもしれません。命を色にのこす事で少しはすくわれるかもしれませんね。落合さんは若い女性ですが僧侶でもあられるのです。

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染色の待ち時間にいつものまるやまの植物調査。この季節秋の草花が一年で最も多く、100種類を超える花や実をみられる美しいときです。何気ない風景もこうしたこの土地に根ざした草花で埋め尽くされてできているのだと思うと、やはりこれがオオハンゴンソウの黄色いちめんに取って代わってほしくないなとおもうのです。今日の参加者はポーランドからやってきた日本語を勉強している方々もいてにぎやか!

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そしてそんなことを小さなこどもたちにも伝えていきたいし、いっしょに風景をのこしていけたらなとおもうのです。それにしてもこんな笑顔のこどもたちって最近あまり見かけない気がします。やっぱりこんなところにくると誰でも気持ちよくなるんだと思います。

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集落のおばあちゃんも飛び入りで仲間入り。昔はオオハンゴンソウはみなかったし、最近増えて来たといっていました。毎年茅葺きの茅を集めている彼女の植生の観察力は確かだとおもいます。

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染め物も観察会も終わってお腹もすいたのでオープンキッチン。ユミさんが夏野菜いっぱいのメニューで待っていてくれます。モチモチのサツマイモのおこわや、フクラギをお醤油のモロミ糟につけたもの、生野菜の上にグリルしたチキンとどれもおいしくおいただきました。

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デザートはユミさん特製の伊藤先生とあらいさんの今月のお誕生日ケーキでサプライズ。これから稲刈りを迎えるあらいさんの田んぼと、植物調査をしている伊藤先生。生のお花も飾られています。おいしいスポンジの間にはなんと夕顔のレモン煮がはいっていました。こんなにたのしいケーキったらありません。

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デッキと森をむすぶ綱にはさっき染めたばかりの手ぬぐいがひらひら。

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かわいたらスタンプを押して、

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アイロンをかけて仕上げます。陽気なエリザベスも一段とご機嫌です。

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そしてできたのがこの手ぬぐい!草木染めですから化学染料程鮮やかではないし、使っていると薄れもします。でもまた、何度も染めて色を掛けていけばそれが味になっていくと落合さんはいいます。だから来年もまたオオハンゴンソウの季節を迎えたら刈り取って、ちょっぴりごめんねの気持ちで、この土地の草花に囲まれて染めていけたらいいなとおもいます。そしていよいよ、ここにオオハンゴンソウが消えてしまって染める事ができなくなってしまったら、それはそれでまたいいね!というしめくくり。

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次回10月のまるやま組は10/7におこないます。詳細はおってまた。秋味をたのしむ会となりそうです。

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8月のまるやま組のおさそい
2012/08/02(木) | 文化 |Comment
暑い日々が続いていますが皆さんお元気ですか?

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まるやまは連日の青空に田んぼの緑のカーペットがたなびいています。まるやま組の畔豆に加えて、集落の農家さんも復活させた畔豆も今までなかった風景をつく
っています。集落のおばあちゃん達から在来種の種をいただいて蒔いた菜園もそろそろ収穫始めました。

夏のひととき、まるやま組で身近なゆたかさ感じてみませんか?

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日時:   8月5日(日) 午前9:00~午後2:00
内容:   植物いきもの観察&まるやまあるき、大豆、雑穀手入れ
     オープンキッチン(菜園の夏野菜を使ってごはん。野草のお茶。差し入れ歓迎!)
定員:  30人
持ち物: まるやま組あるき札(必携!)、長靴、軍手、汚れてもよい服装、タオル、帽子、飲み物、クレヨンや色鉛筆など(白地図希望者)、暑さ対策お忘れな
く!
費用:  会費 個人3,000円/年、家族5,000円/年、ビジター大人1,000円/回、ビジター子供500円/回
     オープンキッチン 大人800円、小学生以下500円
申込み: 8月3日(金)までにeメール notomaruyama@gmail.com か電話 0768-26-1668 に連絡下さい.
お願い: 車は出来るだけ乗り合わせて、駐車の際は農業の方の迷惑にならないようお願いします。
ご注意: 9月以降のまるやま組は基本第2日曜日。 9/9, 10/14, 11/11, 12/9アエノコ ト, 2/24アエノコト。

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植物は秋に向けて少しずつ準備しています。アザミやヒヨドリバナ、盆花として親しまれているミゾソバなど赤紫色の花がみられます。木々には小さな栗のイガや
ネムの花をみることができます。

自由研究に押し葉標本を作っても楽しいですね。小さな花や葉っぱ用のプレス機もご用意していますよ!ご希望の方にはまるやまの白地図帳も描いていただけます
。色鉛筆やクレヨンなど好きな筆記具ご持参下さい。

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オープンキッチンでは菜園でとれたインゲン、ナス、ズッキーニ、ゆうがお、ジャガイモと無農薬の夏野菜がいっぱいです。昔懐かしい味からちょっとおしゃれな
食べ方まで提案します!おたのしみに。

ご希望の方には、まるやま組グループメーリングリストの招待状もお送りさせていただきます。


To friends of Maruyama-gumi

Hope this mail finds you all well in these hot and maggy days.

Here in Mariuyama area in Mii, Noto, rice field looks like green carpet
weaving under the deep blue sky. Bean and local vegitables are growing
in between rice field.

We are planning monthly Maruyama walk & openkitchen as written below.
If you have a time, please come to join us.

Date & Time: Aug 5th, Sunday, from 9:00am to 2:00pm

Schedule (plan):
9:00 - 9:30 Maintenance of Bean & vegitable in field
9:30 - 12:00 Maruyama Walk, Plants and Bugs Survey
12:00 - 2:00 Open Kitchen (Cooking fresh onion, peas, etc. We also
welcome your recipes and food of this seasondisscussions.)

Capacity: 30 people.

What to bring: Maruyama Stamp Card (if you have joined before), long
boots, grabs, casual clothing for walking, towels, cap or hat, drinks
for walking. Please take care against heatstoroke.

Entry fee: 3,000yen for individual membership/year, 5,000yen for a
family membership/year, 1,000yen for adult visitor, 500yen for kids’
visitor (up to 6th grade)
Fee for Open Kitchen/Lunch: 800yen for adult, 500yen for kids (up to
6th grade)

RSVP: by August 3rd, Friday via e-mail to notomaruyama@gmail.com,
kibohagino@aol.com or call to 0768-26-1668.

Future Schedule: 9/9, 10/14, 11/11, 12/9aenokoto, 2/24aenokoto

We can see plants already preparing fall crops and it might be good
chance for kids to make botanical specimen for summer project.
Kidney beans, Egg plants, Zucchini, White-flowered gourd, Potato and
other summer vegitables will be cooked in the Open-Kitchen.

Please tak care of your self and enjoy summer.
在来種のお茶の木
2012/07/02(月) | 文化 |Comment
集落のおばあちゃんからもらったナスの苗は実がよくなります。なぜなら毎年自家採取したタネだからこの土地にあっているらしいのです。ことしはババウリや皮のちぢんだカボチャ(ニホンカボチャ)など集落の皆さんにわけてもらってつくっています。

野菜の他にお茶は作っていなかったのかしらと調べてみると隣の集落にあると聞き、石下さんをたずねました。



隣の集落、洲衛は同じ三井町ですが昔製鉄業で栄えた中居の町と深いつながりのあった地区で、税金をおさめたり、燃料になる薪炭を運んだりと行き来のあったところのようです。そんな折、浄土真宗の僧侶がお茶を持ち込んだようで、今でも洲衛の家には茶の木の生け垣等が残っているところがあるそうです。石下さんの家にも樹齢200年あまりのお茶の木があるそうですが物心ついてから家で利用された記憶はないそうです。

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在来種のお茶はおそらくヤブキタの系統ではないかとのことです。雪が深く、遅霜がある能登はお茶の適地ではないそうですが、このお茶の木は長い長い時間をかけてこの地に適応して生き残ったようです。枝をいただいて挿し木にしてみています。

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葉の下からでる腋芽をのばす様にして細かい鹿沼土に挿して、よしずで半日陰を作ってデッキに置いてみています。ちゃんとついてくれるといいのですが。。。ようやく一週間が経つところです。200年余りを経て、まるやま組でお茶や紅茶が飲めたら夢のようです。